悪くなってしまった“結果”に対して何かをするのではなく、
悪くなってしまう“原因”を改善することこそ“予防”である
歯科医療の目指すべきゴールは口腔内の状態が原因で様々な身体の変調を来さないようにすることです。
痛みがあるからその症状だけを抑える治療は対処療法であり、根本的な原因除去にはなりません。原因を突き止めて起こらないように努めることが医科、歯科の枠を超えてすべき“予防治療”です。
当院では皆様に“価値ある時間”を過ごしていただくために、カウンセリングルーム、完全個室を2部屋、開放感のある半個室を1部屋用意して、飛沫感染防止と皆様のプライベート保護に配慮した診察体制を整えております。
治療をメインに考えるのではなく、年齢に即した、加齢に伴う生理的変化の中で口腔内の環境を健康に維持するにはどうすべきかを皆様に考えていただきます。
特にお子様の場合、むし歯ってどうしてなるのか?むし歯にならないためにはどうしたらよいのか?
お子様の成長とともにお子様ご自身でむし歯という疾患を理解する、その環境つくりをさせていただいてます。
大人の方であれば、今までの歯科への掛かり方ので良かったのか?当医院の口腔内環境を守る、改善するための考え方をお伝えさせていただきます。
基礎医学・基礎研究が進む中でそれらをどのように臨床に役立てていくか?う蝕(むし歯)も歯周病も口腔内常在菌の代謝機能のバランスが崩れることで発症することが分かってきています。定期的メインテナンスの必要性はまさに口腔内バイオフィルムの破壊、健全な常在菌叢の維持を目的としています。
また、病巣疾患という概念で口腔内を診る、全身疾患との関わりを診査する、皆様に考えて頂くことも非常に重要なことです。病気は症状のあるところで起きているのではなく、口と鼻の慢性炎症が引き起こしていることもあります。
過去に歯の神経を取る処置を受けた経験のある方は、その歯が痛くないからと安心していませんか?根管内の感染が原因で根尖部に慢性炎症が生じていれば、その炎症がもとで身体の他の部位に症状を引き起こすことは当然考えられます。
原因不明の頭痛がきちんとした再根管治療をしたことで症状がなくなったり、慢性的な肩こりが咬み合わせを改善することで快方に向かうなどは、まさに痛いところだけを見ていては“見えないもの”の典型例です。
治療相談でお越しになられたい方、最善と思われる治療をお受けになられたい方、どのような方でも我々スタッフが誠意ある対応をさせて頂きます。
皆様ご自身が口腔内の現状を把握し、予後を良く保つために今すべきことは治療なのか、リスクコントロールをしながら経過観察することなのか、歯科治療一般に亘る知識を詰めること(デンタルIQを高めること)なのかなどを考えて頂きたいと思います。
皆様の安心・納得される医院環境を医師、スタッフ一同、目指しております。